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自由時間 |
山奥の見捨てられた別荘に一人住む晴代。36歳の彼女は16歳で家出し、大衆食堂の住み込み女店員として、ほとんど何もしないままに20年間を過ごしてきた。いま彼女は、20年目にして住み込み女店員の仕事からも逃げだし、自然の中で無為に過ごしながら、あっという間に過ぎていった16歳からの20年間の自由時間を回想する。 晴代はこれからどこに行くのだろう。この作品を16年前に初めて読んだとき、36歳というのが随分と年をとった年齢に感じられた。でもいま私は36歳を遥かに超えた年齢となって、なおも生き続けている。46歳になり、56歳になった晴代は何をしているのだろう。この物語の続きを読んでみたい気がする。 |
火夜 |
日経の今朝2月18日の朝刊の文化面のエッセイ、増田みず子氏だったのですが、
ご両親の認知症の話について書いていて、なんともすごかった。 その中でこの本について「父親の隠してきた過去を承諾なしに調べ、 尾ひれをつけて書いた小説」と記してあったのが、とにかく気になる。 というわけで、これから注文します。 |
月夜見 |
おもしろい。読み終えるのがおしいくらいだった。増田みず子はいつからこんなに小説づくりが巧くなったのだろう。本作では霊魂やら生霊やら予知能力やらといったオカルト的なものまで登場して、まるで吉本ばなな(まあ、ばななより小説づくりは遥かに巧いと思うが)。おもしろいのでこれからもこの路線でどんどん書いていってほしいものだ。といっても次作が出るのは1年以上先だろうから、それまでは氏の既作品を再読して渇きをいやすことにしよう。 |
こんな 増田みず子 の夢を見た!
ロリータフェイスにGカップで人気の 増田みず子。音楽ファンに選ばれた、21世紀の歌い手が放つせつな美しバラードの傑作。
「“おまえなんか見たくないよ”って感じだったけど。でも今はみんなバンドに戻りたいって思っているよ」と語り、充電期間も終わって意欲的になっているようだ。
ほうほう、ようがんばってますなあ。ようするに、
『 短い不在は恋を活気づけるが、長い不在は恋をほろぼす。 』( ミラボー )
と。なんでやねん。。
悩んだまま終わる。
増田みず子さんの作品は『シングル・セル』を何ページか読んだだけだ。 「月夜見」は何を意味しているのか、その一念で読み通したのだが、最後までわからなかった。確かに最後の最後に「月」は出てくるのだが‥‥。 話は、義母(夫の母ではなく、いわゆる ...
『競馬読本』 山口瞳 選
『シングル・セル』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・増田みず子. 『ふたつの春』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・増田 みず子. 『競馬読本』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山口瞳 選 ...
『新方丈記』 内田百閒
『ふたつの春』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・増田 みず子. 『キッチン』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 吉本ばなな. 『白河夜船』 2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 吉本ばなな ...
『シングル・セル 』増田 みず子 (著)
彼女は彼のアパートについて来、住みついてしまう。 他を拒否する〈個〉が互いを侵蝕することなく〈孤〉のまま如何に関わるかを鋭利にみずみずしく捉え、生の深淵に迫る力作長篇。 泉鏡花賞受賞。 増田 みず子 -Wikipedia.
増田みず子 『シングル・セル』
http://www.amazon.co.jp/シングル・セル-増田-みず子/dp/4828830790. やっと読みました。 文体がとても好み。 大学こそが自分の居場所である、という主人公の主張には. どきっとした。 しかしながら彼と私の育った環境があまりに違い過ぎるため ...
おしるこ
村上春樹の『カンガルー日和』と、愛読書である増田みず子著『シングル・セル』。今月は、松尾スズキの『同姓同名小説』と、枡野浩一の『淋しいのはお前だけじゃな』、そして穂村さんの著書を何冊か再読しただけだ。あ、あと、お母さんが図書館から借り ...
一级阅读练习 21-25
独断と偏見でいえば?人間個人にもエネルギー不変の法則は成りたつはずなのである?今までさんざん空回りの使い方をしてきたのだから?これからはせいぜい気ままに?効率よく?自分の楽しみのために?使おう?と決めている? (増田みず子『シングル? ...
樋口一葉(女性作家評伝シリーズ1)
樋口一葉 (女性作家評伝シリーズ (1)) (女性作家評伝シリーズ, 樋口一葉 (女性作家評伝シリーズ (1)) (女性作家評伝シリーズ (1)) (1998/07/15) 増田 みず子 商品詳細を見る. ★★★★ 樋口一葉の評伝。 一葉の生涯に興味を持ったが、 ...
もう一人の自分に出会ったものは、近いうちに必ず命を落とす―。
分身(増田みず子) 誰…?(生島治郎) エイプリル・シャワー(森真沙子) 待っている女(山川方夫) 桔梗合戦(皆川博子) 高所恐怖症(都筑道夫) 忘れられた姉妹(赤川次郎). ドッペルゲンガー奇譚集 死を招く影角川ホラー文庫. 著者: 角川書店 ...
昼下がりに銀ちゃんに会う
なぜ「銀ちゃん」なのかというと、学生の頃に読んだ増田みず子さんの著書『シングル・セル』の中に、象徴的なモチーフとしてトカゲ(だかヤモリだか)が登場するのですが、その名前が「銀ちゃん」だったからという理由です。この銀ちゃんは主人公が柱に ...