シフルフルユラユラ〜シフルフルおすすめ度
★★★★☆
『魍魎の匣』に出てくるシンゴン、(<<〜シフルフル〜>>
をインターネットのgoogleで検索して見ると、検索結果は
わずか2件でそれらしいシンゴンは見当たりませんでした。
シンゴン(<<〜シフルフル〜>>は、真言密教より、神道系に近いように思えます。
たとえば、
<<ひふみよいむなやここのたり、ふるべ、ゆらゆらとふるべ>>
と唱える。<<布瑠の言>>に似せているようにも思えます。
江戸時代末期から昭和のはじめにかけて、神の言葉を操り、
あまたの奇跡を顕した超人たちがいた。日本の歴史で語られること
のない、そんな神人をまねて、作られたと思われる教団、
映画『魍魎の匣』では、不幸を匣(はこ)に封じ込める謎の教団
が登場しています。
少女バラバラ殺人事件の被害者に共通するのは、謎の教団との関係
美馬坂の研究所(箱屋敷)と謎の教団との繋がり、
霊感探偵榎木津礼二郎(阿部寛)、古本屋にして拝みやの京極堂(堤真一)
作家の関口巽(椎名桔平)、普通でない記憶力を持つ探偵助手の
中禅寺敦子(田中麗奈)、刑事の木場修太郎(宮迫博之)、一癖も二癖もある
人物が登場します。『姑獲鳥の夏』を見た人には、お馴染みの面々だけど、
それだけに待ちに待った感がありました。私が好きなのは、京極堂の語りですが
謎の教団との対決、巧みに言葉を操り、つき物を落とすように
謎を解決する。その匣(はこ)の中には、なにがあるのか?
謎が解き明かされて行くにしたがい、結末がしりたくなり、
先が知りたくなります。
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。