男達は右拳を突き上げ、雄たけびをあげる…熱すぎる音楽への入門盤おすすめ度
★★★★★
このCDを買おうかと迷っている人はスプリングスティーン初心者が多いと思います。そんな迷える人たちのために、このレビューを書きたいと思います。
Born To Run(明日なき暴走)という曲を知っていますか?
この曲はロックの超名曲なのですが、日本では意外にも知名度が低いような気が
します。その理由はビートルズの曲のようにキャッチーなメロディがないからで
しょう。
たしかにこの曲には誰もが口ずさめるような印象的なサビのメロディなどはあり
ません。だから最初に聴いたときには「たいしたことないな」と思うかもしれま
せん。しかし何度も聴いているうちにあなたは理解するはずです。
この曲がとてつもない曲であるということに。
熱すぎます。歌詞も、リズムも、メロディも、そしてフェンダーテレキャスター
を手に歌うスプリングスティーンの姿も。彼のファンならわかるでしょうが、最初のEの音が鳴った瞬間から脳内物質が溢れまくります。こんなにも心が高揚する音楽を、私は他に知りません。
とにかく聴いてくださいこの超名曲を。他の曲を無視する形になってしまいましたが、それくらい抜きん出て素晴らしいのです。このBorn To Runは。
この曲が含まれているアルバムは他にもありますが、スプリングスティーンがどういうアーティストが知らない人達には、このベスト盤が一番でしょう。
現在の押しも押されぬ世界No.1の国、偉大なる「アメリカ」のウルトラスーパースペシャルスタースプリングスティーンの必聴盤おすすめ度
★★★★★
このアルバムの各曲のタイトルを眺めつつ、楽曲を聴いていると偉大なるこのアメリカ人男性に質問したくなる、
「ロックの神髄とは、なんですか?」
「ロックとは、自分の哲学を主張するものですか?」
「ロックとは、体制に反発するものですか?」
「ロックは、平和を維持することが出来る手段として十分に機能シウルモノデスカ」
「ロックは、地球上からすべての核を廃絶できるほどの力を今現在持っているのですか?」
独り遊びが好きな孤独な僕は、勝手にスプリングスティーンの答えを導きだす。
「答えは、君の中にある。君たち、シダイデ、世の中は、カワル。ロックを生かすも殺すも、キミタチシダイダヨ。僕は、モクモクト、歌うだろう、シヌマデ。そして、キミタチが、僕を必要としなくなったら、ボクは、静かに、ロックを捨てるだろう。そして、尊敬スベキ、仲間タチとタノシイ毎日を過ごすだろう。そして、危機が、フタタビ、オトズレタラ、マタ、というより、何度でもロックンロールをハジメルダロウ」
独り遊びが、過ぎたようだ。
兎も角、本当のロックンローラーに、今まで、縁がなかったヒト、特に、忌野清志郎でロックに目覚めたヒト、イギリスの文化よりアメリカの文化の方が好きな方、ミックより、スプリングスティーンの顔の方が生理的に好きな方には、特にお薦めしたい一枚だ。
集大成おすすめ度
★★★★★
疾走感溢れるサウンド、重くズッシリ心に響く歌詞、ロックの真髄をガンガン感じるアルバムです。聴いていると、過去、現在、未来のアメリカの姿を見ているような気持ちになります。本人による直筆曲解説(対訳もちゃんと付いています)は、ファンにとっては堪らないですね。数々の名曲が作られる過程やエピソード、裏話や、曲に対する思い入れ、生の声が短い文面から伝わってきます。ブルースの人生の一端が垣間見えることも。
道標として、そして新たな旅立ちに向けて!おすすめ度
★★★★★
「明日なき暴走」「涙のサンダーロード」「ザ・リバー」「ボーン・イン・ザ・USA」など70年代から80年代にかけての大ヒット曲と90年代に入ってグラミー賞曲となった「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」の頃までの曲が含まれている。新曲として加えられたのが16~18までの4曲(With Eストリートバンド!!)。
このアルバムに収められている曲は20年間に渡っている。その期間を貫いてきたものは”ボス”のハートである。彼の熱い魂に触れることができると思う。ブックレットに、彼自身による曲紹介、そしてEストリートバンドへの感謝、ファンへのメッセージメモが掲載されている。はじめてブルース・スプリングスティーンのCDを買おうと考えている人にはお薦め!
オリジナル・アルバム未収録曲多数ありですおすすめ度
★★★★★
スプリングスティーンを聴いたことのない方、最新アルバム「ライジング」に共感して他のアルバムをもっていない方にお勧めいたします。
コストパフォーマンスの高い一品です。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。他の方がコメントされているとおり、
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。
概要
95年に発表。20余年の軌跡をたどる、彼自身の選曲による全18曲。もちろん、この18曲で彼の存在を語り尽くすことなどできない。けれどもデビュー以来貫いてきた姿勢は、ファンの心には十分伝わってくるハズだ。
70年代を駆け抜けた疾走感満点のサウンド、男の人生を歌ったストリート・ロック、労働者史観的に歌いあげたアメリカへの想いは、思わず拳を握りしめてしまうほどに熱く、ストレートでエネルギッシュな力強さが全面からあふれでる。グラミー賞受賞曲<14>も収録。彼のロック・スピリッツは、リスナーの心をとらえて離さない。(海老原澄画)