SFとしては異色おすすめ度
★★★☆☆
宇宙人がやってくる話は色々あるが、老人たちが中心になるのは珍しい。老人ホームで老いることの厳しい現実に直面しているところに、宇宙人が彼らの繭(コクーン)をプールにおいていく。その水を浴びると若返ったり、病気が治ったりする。人間の不老不死のテーマを、SFを使って、かつちょっと面白く描いた作品。アカデミーの視覚効果賞を受賞しているだけあって、80年代の映画としては優れたできになっている。
ただ、老人が異様に元気に動き回るシーンは大丈夫かと思ってしまう。
味わい深いSFおすすめ度
★★★★★
宇宙人がプールに残していった繭を近所の老人達が偶然見つけて、そのプールに入ると老人達が若返り、大ハシャギしてそのうち数人は繭を回収しに来た宇宙人とともに宇宙へ旅立つという話だけ聞いているとまるでおもしろくなさそうな雰囲気だが、これが面白い!80年代の映画特有のソフトフォーカス気味の映像で捉えられた老人達のもうひとつの青春映画としてなかなか味わい深いヒューマンドラマSFに仕上がっている。この頃からロンハワード監督の演出力は冴え渡っており、題材がSFとして地味であるにもかかわらず、全く退屈させない。余談だが、主演のアメリカのトシちゃんことスティーブグッテンバーグはこの後トムハンクスがブレイクしなければ、現在のトムハンクスの位置にいたと思うのだが、なぜ90年代になってパッタリと活動が途絶えたのでしょうか。個人的には80年代を代表する俳優だと思う。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
非常に素晴らしい一品だと思います
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。