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裁かるゝジャンヌ クリティカル・エディション

カール・TH・ドライヤー
おすすめ度:★★★★★
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仰角の天才が放つ衝撃作!
おすすめ度 ★★★★★

クローズアップ・・・この映画を語る上で欠くことが出来ない代名詞である。しかしあまりにも使われすぎたため、直截に映画を観る事の妨げにもなっていたようである。実際、私には抑制と解放の両軸が織り成す大活劇に見えるのである。ラスト近くの場面を思い出していただきたい。民衆の暴動のスペクタクルと町一つを大オープンセットで再現した文字通りの大作史劇なのだ。特に火刑台のジャンヌと数十羽の鳥が飛び立つ場面の対比は忘れがたい。



奇跡のフィルムを収めた貴重なDVD
おすすめ度 ★★★★★

1928年にオリジナルネガフィルムがドイツウーファ社の火災により焼失し、完全なフィルムは存在しないと言われてきた『裁かるゝジャンヌ』。ドライヤーがオリジナルに使用しなかったフィルムで再編集しました(第二版)が、その第二版ネガも焼失。おまけに製作元は倒産。その後は、世の中に出回っていたポジフィルムをかき集めてかろうじて作品の体をなしていました。しかし、なんと60年近くも経って、製作直後にデンマーク公開のために送られていた完全オリジナル版がまったくの偶然から発見されます。その奇跡のようなオリジナルフィルムをDVD化したのがこのパッケージ。映画評論家のドナルド・リチー氏が、もう見ることが出来なくなってしまったと嘆いていた、ジャンヌが放血術を施されるシーンもきちんと収録されています。画質も極めて良好で、まことに貴重なDVD。ハピネットから出ているもう一つのほうは、オリジナル版ではありません。

映画は、良く知られているジャンヌ・ダルクの異端審問と処刑を描くサイレントの至芸。リアルさを追求するために、余分な要素を全てそぎ落とした映像が見事。音楽もなくタイトルも最小限、審問室や火刑場の全景も写さず、登場人物同士の関係さえ情報として観客に与えません。その上で、徹底したクローズアップ。ノーメイクで皺の一本一本まで超リアルな役者の表情。これを見せられると、私たちは、まず間違いなくファルコネッティ演ずるジャンヌに激しく感情移入します。シンクロします。そして、そのシンクロ状態で向かえる後半の火刑シーン。世の中にはなんという映画を作る人がいるのでしょう。ご自身の目で、是非一度ご鑑賞ください。



確かに定価は少々高い。でもこの品質なら、買う価値あり
おすすめ度 ★★★★★

このDVDは高品質です。「裁かるゝジャンヌ」は、以前にも別の会社から発売されたことがありますが、画質の鮮明さと透明感において、こちらが圧倒的に優れています。私は今まで本作のことを、何だか女優のクローズアップばかりでボンヤリした映画だなあ、としか思っていませんでした。しかし、このDVDを観たとたん、これは決してそのような“退屈な芸術作品”などではなく、髑髏に蛆虫の湧く描写ひとつ取っても生々しく、生き生きとした、厳格でありかつ怖い映画であることを知りました。

メーカーの皆さま、貴社が発売なさったこの作品は、映画ファンの財産です。どうかこの先も、このDVDを絶版にすることのないよう、お願い致します。



作品そのものは文句なしの★★★★★
おすすめ度 ★★★★☆

 サイレント映画の一つの頂点。「close up」という映像でしかできない(?)手法の最高点を示しています。視覚効果表現者にとって見てなければお話しにならない映画の一つ。表現しようとするテーマにふさわしいテクニックの採用と駆使という点でも一つの頂点です。それにしても価格が高すぎる。こういう「お勉強になる」映画は低価格で出して欲しい。



~彼女は、全うした~
おすすめ度 ★★★★☆

フランス・イギリス100年戦争の聖処女、「Jeanne D'Arc」の最後を描いた白黒の無声映画。
ジャンヌは神の啓示を受け、フランスの新王擁立を目指した少女で、勇ましい甲冑姿に最前線で旗を振り、フランス軍の意気鼓舞に多大な力を発揮した。しかしその末期は悲惨なもので、イギリス軍に捉えられ、異端審問にかけられた上で生きたまま火あぶりにされる。
この映画は一年半にもわたった異端審問を一日の出来事としてまとめており、現代的な短いカットつなぎ、絵画のように構成されたレイアウトで緊迫感と一種荘厳な雰囲気を放射している。
異様なまでにアップを多用し、演者の毛穴、しわの一本一本まで映し出しており、圧迫感を伴う現実感がにじみ出す。アップ多用なのに画面が平凡にならないことが特記すべき特徴で、あおりや俯瞰主体の画面構成、役者の絶妙な演技が画面を常に引き締まったものにしている。

無声映画のため言葉としての情報量は極端に少ない(無声映画にしては字幕が多い方かも知れないが)。
それなのにジャンヌはじめそれを取り巻く人々の心の動き、それらが織りなす人間の営みの切なさ。単純な善悪対立かと思われた冒頭から、複雑でばかばかしく、しかし愛しい人間達という人間存在の範囲まで映画の規模が広がっていく。

悲劇なのだが、後味はむしろ暖かく、そしてそれを際だたせる切なさこそが、この映画の肝ではないか。

真偽はともかく、一つの信念を抱き、それをぎりぎり(ここが重要)全うした一人の少女。
彼女を裁いた教会の面々が、火刑のさなかどのような表情を浮かべるかに、良く注意して欲しい。

それは、後悔や自責でなく、羨望、憧れではないか。


大変良く出来ています。
おすすめ度 ★★★★★

非常に素晴らしい一品だと思います 。値段の割には上出来。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。


裁かるゝジャンヌ 動画

裁かるゝジャンヌ の最新情報



デジタルモンスターゼヴォリューション 裁かるゝジャンヌ 三浦哲郎