体重と体脂肪率の計測だけで充分かもしれない。おすすめ度
★★★★☆
今まで利用していた体重計は、体重と体脂肪率のみしか測定できなかったが、本製品は体組成計という名のとおり、左右部位別の体脂肪率や筋肉量、骨量、基礎代謝熱量、内臓脂肪レベルなどが計測できる(詳しい製品説明は当サイトのTANITA BC-621-NB(ネイビーブルー)に掲載されている)。2週間程度実際に毎朝計測した感想は以下のとおり。
○体組成の様々な値(特に体脂肪率)が左右部位別に把握でき、利き手や利き足の筋肉量が多く体脂肪が少ないということが良く分かり実感が沸く。購入直後は興味深く確認していた。
●しかしながら、食後や入浴後など体重が変化することは理解できるが、体脂肪率や内臓脂肪レベル、筋肉量なども結構変化しているのが分かる。骨量も100g単位で上下している。これらの値は、電気抵抗などで測定しているので仕方ないかもしれないので、体重および体全体の体脂肪率以外の細かな部位別の数値は参考値として認識するものだと思う。なお、この体組成の計測に約30秒かかり、必ず計測しなければならない。
△過去測定したデータも参照可能であるが、1週間単位や1ヶ月単位などの平均値での表示となる。自分は細かな推移を知りたいため、別途カレンダーなどに記録している。
△自分の健康管理では、体重と体脂肪率だけを測定ごとに過去100日分など体重計に記憶させるだけで充分かもしれなかった。体重と体脂肪率だけを計測し長期間記録するモード(簡易モード)があれば良かった。
左右部分別の計測が面白いおすすめ度
★★★★☆
良かった点
・ハンドルタイプ。タニタ製では手元でデータを確認できるタイプが今までなかったので、これでオムロン製にこだわらずに済む。これは個人の好みが分かれるかの知れないが、私はハンドルタイプ派だ。計測した後のデータを見るとき、手にとって見たほうが確認しやすい。それにやはり両足だけでなく、両手からも計測したほうが、時間帯による誤差などが少ないだろうからである。体水分が夜ほど下に下がると聞いたことがあり、足だけで測るタイプだとこのことによる誤差があるそうだ。
・9段階の左右部分別グラフ表示。右脚、右腕のほうが左に比べて筋肉量が多いことがグラフで一目でわかった。自分の体型的にも正確な値だと感じた。同じくタニタ製のBC-620のほうはグラフが3段階表示なので同じ標準でも少なめなのか多めなのかが一目では分からない。スコアで一応9段階のレベルが分かるが1とか4という表示が正直分かりづらい。
・前回表示ボタンで今回との比較ができる。運動、入浴前後で比較してみると面白い。
・骨量測定。オムロンにはないのでこっち(タニタ製)のほうがお得感がある。
改善が望まれる点
・計測に時間がかかりすぎる。30秒ほどかかった。全身、体幹、右腕、右脚、左腕、左脚など部分別に測る分、仕方ないのかもしれないが、両腕、両足、体幹を測れるオムロン製のHBF−362は10秒足らずだ。この差は大きい。
それから、これはタニタ製の特徴なのかもしれないが、体内年齢が低めに出る。タニタで測って実年齢ー6才で喜んだが、その場でオムロン製で測ったところ−1才で実年齢と大差なかった。
メーカー、機種によって信頼性がおける項目とそうでないところがあるので、購入するときは自分の重視する項目が正確に測れそうかで決めるといいと思う。
概要
◇左右部位別に脂肪率と筋肉量を表示◇ラクな姿勢で部位までわかる◇アスリートモード・12ヶ月メモリーつき
理想のカラダ作りに 全身 + 部位スキャン
●部位スキャン機能
左右の筋肉や体脂肪が過度にアンバランスな状態だと、体力作りに影響したり、障害発生のリスクが高まるといわれている。安心で快適なアクティブ・ライフのためには、これからはカラダを左右部位別にチェック。弱い部分を鍛えてカラダのバランスを整えることが必要
脂肪のバランスを整えて健康美
余分な脂肪の少ないすっきりとしたカラダは「健康美」そのもの。気になる腕のたるみやぽっこりお腹を部位別にチェックして改善
筋肉のバランスを整えて体力美
例えば、利き腕と反対側の腕の筋力差が大きいと、そのアンバランスを背筋で補正しようとするため腰痛の原因になることも。筋肉量を部位別にチェックしてバランスを整える
| 5つの部位ごとに脂肪率と筋肉量をチェック! 右腕・左腕・右足・左足・体幹部の5つの部位ごとに脂肪率と筋肉量をチェックする
|
| 8つの電極を用いた左右部位別の測定 タニタの体組成計は、「カラダの中では脂肪はほとんど電気を通さないが、筋肉や水分は電気を通しやすい」という性質を利用し、カラダの電気抵抗をはかることで体脂肪などの体組成を推定している(生体インピーダンス法)。 InnerScan50Vには独立した8つの電極があり、この8つの電極により、電流を流す部位と、電圧を測る部位を切り替えることで、「右腕」や「左足」のような部位ごとの電気抵抗値を測定できる |
| DXA法による基礎データの収集 タニタは基礎データの収集に「DXA(デクサ)法」(二重X線吸収法:2種類のX線を用いて体組成を測定する方法)を採用している。DXA法は測定に際して被験者の負担がほとんどないため、幅広い年代の方から客観性の高いデータを数多く集められ、また「右腕・左腕・右足・左足・体幹部」といった部位ごとの体組成を測定できることが利点。このDXA法で測定されたデータと、部位ごとに測定した電気抵抗値をもとに、部位ごとの体組成を表示している |
測定結果の表示例 - 測定結果を数値とビジュアルでわかりやすく表示
右腕・左腕・右足・左足・体幹部の5つの部位ごとの脂肪率や筋肉量を表示し、「少ない」か「多い」かを9段階で判定する
●全身の体組成をまるごとチェック
「体組成」とは、脂肪や筋肉、骨などの体を構成する主要な組成分のこと。より健康で快適な生活を送るためには、体重や体脂肪率はもちろん、内臓の周囲につく「内臓脂肪」や姿勢を保ったりエネルギー消費に関係する「筋肉」、体を支える「骨」などもチェック
| 体脂肪率 体脂肪率を0.1%単位で表示。6才からの体脂肪率による肥満測定も可能。多すぎる体脂肪は糖尿病、高血圧、通風、肝疾患、動脈硬化症などの生活習慣病の原因にもなるので、適正な範囲に保つことが大切 ※ 対象年齢6才-99才 |
| 筋肉量 / 筋肉量スコア 筋肉量を50g単位で表示。筋肉量スコアを9段階で表示。筋肉量が減るとエネルギー消費が減るため、脂肪が蓄積しやすくなり、さまざまな病気の原因にもなる。健康と美容のためにチェックしよう。タニタでは筋肉量と、身長に対してどのくらいの筋肉があるかがわかる筋肉量スコアを表示する ※ 対象年齢 筋肉量 : 6才-99才 / 筋肉量スコア : 18-99才 |
| 部位切替 右腕・左腕・右足・左足・体幹部の5つの部位ごとに脂肪率と筋肉量を、数値やスコア (レベル)、判定ブロックで表示。左右の筋肉や体脂肪率が過度にアンバランスな状態だと、体力作りに影響したり、障害発生のリスクが高まったりすると言われている。部位ごとに細かくチェックし、バランスを整えることが大切 ※ 対象年齢 部位脂肪率・部位筋肉量 : 6才-99才 / 部位脂肪レベル・部位筋肉量スコア : 18-99才 |
| 過去データ 各測定項目について前回値、週平均 (1・2週間前) 、月平均 (1-12ヶ月前) のデータ表示が可能 |
| 内臓脂肪レベル 内臓脂肪を0.5レベル単位で表示。肥満には腹腔内脂肪が多い「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」の2つのタイプがある。内臓脂肪は皮下脂肪よりも生活習慣病の起因となりやすく、予防する上で大切な目安となる ※ 対象年齢18才-99才 |
| 基礎代謝量 / 体内年齢 基礎代謝量を1kcal単位で表示。体内年齢を1才単位で表示。基礎代謝とは、生きていくために最低限必要なエネルギーのこと。通常1日の総消費エネルギー量のうち約70%を占める。基礎代謝量が多い人は脂肪が燃えやすいカラダ、少ない人は脂肪が燃えにくいカラダと言われる。体内年齢は基礎代謝の年齢傾向とタニタ独自の研究により導き出した体組成の年齢傾向から測定された結果がどの年齢に近いかを表現したもの ※ 対象年齢18才-99才 |
| 推定骨量 推定骨量を100g単位で表示。骨全体に含まれるカルシウム等の量を「骨量」という。20才頃を最大に、その後加齢とともに減少していく。無理なダイエットは骨量の低下を招くので避ける ※ タニタでは除脂肪量との相関関係をもとに統計的に推定した推定骨量を表示する。「推定骨量」は骨の硬さ、強さ、骨折の危険を直接推定するものではない ※ 対象年齢6才-99才 |
| 体重 体重を50g単位で表示。短期間での急激な減量は一定の体重を維持しようとするカラダの働きにより、リバウンドしやすくなる。1日50-100g減を目標に、少しずつゆっくりと体重を減らすことでリバウンドしようとする力を抑える、これがダイエット成功のコツ |
| わずかな変化も見逃さない50g単位の測定 体重、筋肉量を50g単位で高精度に測定できる。わずかな変化も見逃さないので、ダイエットやカラダ作りの励みになる。短期間での急激な減量は一定の体重を維持しようとするカラダの働きにより、リバウンドしやすくなる。1日50〜100g減を目標に、少しずつゆっくりと体重を減らすことでリバウンドしようとする力を抑える、これがダイエット成功のコツ |
●ラクな姿勢で正確に測定
測定時に身体に無理な力がかかる姿勢を保持する必要があると、誤差が生じやすくなる。InnerScan50Vは、業務用測定機器にも採用している両手をおろしたラクな姿勢ではかれるため、測定姿勢のバラツキによる誤差が生じにくい
測定方法
生年月日、性別、身長を登録した後、登録した個人キーを押し、「0.00kg」と表示されたら、操作表示部を持ち、素足で腕を降ろしたラクな姿勢で本体に乗る。体重と体組成を測定したのち、体脂肪率が表示されたら本体からおり、各測定データを確認する (生年月日、性別、身長の登録は初回のみ)
| リアクタンステクノロジー搭載で乗るだけでさらに正確! タニタは最新のリアクタンス技術を研究開発し、細胞内液と外液のバランスを測定することにより、体内水分の移動などによる日内変動を低減させ、さらに正確な測定を可能にした |
●こちらもどうぞ スカイブルー BC-620-SB、 コーラルピンク BC-620-CP、 シャイニーシルバー BC-621-SS、 ネイビーブルー BC-621-NB