複雑でわかりにくいおすすめ度
★★★☆☆
ダイハード・シリーズは第一作が抜群だっただけに後続の作品はむつかしい。今回の作品は第一作のハンス・グルーバーの兄がマクレーンを標的にすると同時に、連邦準備銀行の金塊を狙うというもの。目標が複数になることで、映画の焦点も分散して、ストーリーはわかりにくい。
はじめは地下鉄の爆破だった。それがテロかと思っていると、実は銀行の地下金庫に侵入するためだったことは後になってわかるのだが、それだけにサスペンスが薄くなるし話も見えにくい。マクレーンをあちこちに呼び出して走らせるところはダーティ・ハリーみたいだ。
舞台は小学校やトンネルや海上とあちこちを移動するが、登場人物の会話や物語の展開に注意深くきいていないと、どうしてそうなるのかが分からなくなる。映画を見るのにそこまではしたくない。また、マクレーンの超人的なアクションも度が過ぎて何でもありになると、見るほうとしてもハラハラすることはないわけで、逆効果だろう。第一作には遠く及ばない。
登場人物の設定に工夫は見られるけれど・・・おすすめ度
★★★★☆
「ダイハード2」でスケールアップしすぎた感があったので、この「ダイハード3」も冒頭の大爆破シーンを見た時はもっとエスカレートしてしまうのかと思ったが、その後はまあ普通のアクション映画でした。(それでも通常のアクション映画に較べれば派手だと思うが)
前作まで登場していたマクレーンの奥さんやテレビレポーターは今回は出てきません。そのかわり脇にサミュエル・L・ジャクソンを持ってきてコンビを組ませているところが新しかった。 ジェレミー・アイアンズも適役を楽しそうに演じてました。
派手なアクションシーンばかりではなく、犯人からの謎々をマクレーンとゼウスのコンビが必死に解くユーモラスなシーンが入っているので飽きずに最後まで楽しく見れます。ただ最近のマット・デイモンのボーン・シリーズの1作ごとに面白くなっていく展開や肉体を使ったハード・アクションを見てしまうと、元祖の「ダイ・ハード」シリーズの方が肉体的アクションから離れていってしまいつつあるのが残念です。
大変良く出来ています。
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!