一休についておすすめ度
★★★☆☆
4日間で読み終えました。僧の身でありながら、酒場に頻繁に顔を出したり、女性と関係を持ったりと、その行動には正直あ然としました。けれども、それらの行動がすべて「人間の真の姿を見る」ということにつながって行くこと、あるいは、そのようにして「人間の真の姿を見る」ことなしには、煩悩や迷いを断ち切ることはできなぃという一休の確固とした考えを読むことができました。また、経を読んだり、難しい言葉を講釈したりすることだけが大切じゃないんですね。とにかく書斎から出て「人間」というものをしっかり「見ること」そして、それが煩悩に打ち克つためには一番大切だということをこの本から教わりました。「とにかく動くこと」一休はこのことを宗教者たちに訴えているのではないでしょうか?
すぐれた一休伝おすすめ度
★★★★☆
小説家・水上勉による禅僧一休宗純の秀逸な伝記文学です。自らも京都の禅寺で修行生活を送った経験のある作家が、室町時代の反骨精神みなぎる一休禅師の生涯を活き活きと描いて余すところがありません。男色のみならず、女色にも耽り、破戒無慙な生涯を送った“奇僧”の一生を知りたい人々は是非とも一度御覧頂きたい作品です。とりわけ、当時の禅宗寺院で盛行した男色愛好の習慣を知る上で参考になりますよ。
買うしかない!
おすすめ度 ★★★★★
今回の発売がすごく嬉しいです
。値段の割には上出来。
ホント満点を付けても良い出来です。