衝撃の3巻!おすすめ度
★★★★☆
全10巻の3巻目。
この巻で話が大きく動き始めます。
父親である栄一郎の死は、読み手にとっても衝撃でした。
剣道で人が死ぬ、なかなかすごい話の展開で度肝を抜かれました。
一時、剣道を離れてスキーに打ち込む六三四ですが、
密かに突きの練習を続けていて、立て篭もり犯相手に立ち向かいます。
ありがちな話と言えば非常にありがちな話ですが、
そのシンプルさのおかげで安心して読み進めることが出来ました。
この巻で最も心に残ったページは、六三四が無賃乗車で捕まった時に、
迎えに来てくれた母親の佳代の顔でした。
母性愛に満ち溢れている、と言えるでしょうか、
ストーリーの組み立て方も上手ですが、画の印象も古めかしさを感じさせません。
蘭子など昔の出てきたキャラクターが所狭しと活躍する点も見所のひとつです。
第二の岩手の虎さ、なれ!!おすすめ度
★★★★★
全日本剣道選手権で父栄一郎が倒れる
盛岡からの転居
峠山小学校での生活
強盗と突き
東堂との勝負
修羅との勝負
北上少年少女剣道クラブ
父の死によって、生まれ育った盛岡をはなれ、
峠山に住まいをうつした六三四
東堂を倒すために3年間ひとりで突きの練習をしていました。
北上の道場に通うことになり、轟嵐子と再会
おたがいに切磋琢磨して行く様子が楽しく読めます。
北上剣道クラブで再会する
轟嵐子が、負けず嫌いのところが可愛いです。
道場までの道のりを六三四と争って、スカートをひるがえして
疾走する場面などに笑わせてもらいました。
素晴らしい出来栄え
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
。他の方がコメントされているとおり、
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。