大変深く、不覚でしたおすすめ度
★★★★★
aikoというアーティストがいることは知っていたし「カブトムシ」や「ボーイフレンド」も知ってました。
でもしばらく習慣として音楽から遠ざかっていた私にとってはずっと凡百なJ-POPシンガーの一
人でしかありませんでした。
この人ちょっと他と違うかもと初めて思ったのはテレビで聴いた「花風」だったのですが、さら
にだいぶ経ってから最初に聴いたアルバムが「夢の中のまっすぐな道」。で、ただのシンガー
ではなく、シングル以外の曲で聴かせることができる本格派であり紛れもないアーティスト
であることを知り、以後遡って不覚にも最近到達したのがこのアルバム。
aiko自身か、はたまたアレンジャーの嗜好なのか、ビートルズやレニー・クラヴィッツ、ジェ
リーフィッシュ、カーディガンズ、ジャクソン5といった良質なアーティスト群を彷彿させる
楽曲が並びますが、上滑りしている感じがしないのは、それらをも凌駕してしまいそうなaiko
の恐ろしいまでにキャッチーな旋律と展開力。反面そんなaiko節を決して損なうことなく実に洗練さ
れた洒脱な音に仕上げているプロデュースワークの進化を嬉しく思います。邦楽もここまで来たか
(一昔前は派手にしさえすればいいと思ってる制作者・編曲者がやたら多かった)。
個人的には、意図的に少し滑稽にずらしたイーノみたいなピアノ&ギターアレンジと、
ポール・マッカートニーばりの旋律・展開・ストリングスアレンジとが見事に有機結合した
4「お薬」が圧巻、もう奇跡的に素晴らしい出来となっていて、凡人はただ唸るしかない…
ポップス史上に残る最高傑作。おすすめ度
★★★★★
自身最高の売り上げ記録を持つこのアルバム。
それだけ世間が彼女の魅力や才能に注目していたんだろう。
その期待に押し潰される事なく、あくまでも純粋に曲作りをしてアルバムを作り上げた感が好感触。
わざとらしくないのに、どれもこれも心に残る曲ばかり。
なんといっても彼女にしか作り出せないあの世界観が、このアルバムにはとめどなく散りばめられている。
彼女の持つセンスそのものが、惜しむことなく詰め込まれている。
独特の歌いまわしとメロディライン。
あくまでもaikoのヴォーカルが主体となったバンドサウンド。
ガールズ・ロックの新境地ともいえるし、ポップスとしての完成度も高い。
そして何より、歌詞の世界。女の子が感じる恋の切なさ、もどかしさ、楽しさ、すべてが盛り込まれてる。
彼女の歌声には、王道じゃない魅力がある。
世間一般的には歌が上手い部類には入らないのかもしれないけど、ビブラートを使わないあの伸びのあるヴォーカルが、他の人にマネできるだろうか。
絶妙な半音の世界で、寸分の狂いもないリズム感。
この絶対の歌唱力も、彼女の魅力やセンスのひとつだと思う。
これまでに数多くのアルバムを発表しているけれど、一番“aikoらしいaiko”を感じられるアルバムなんじゃないかな。
このアルバムだけはリアルタイムで買って聴いてたって人も多いだろうし、初めてaikoを聴く人にもオススメ。
まさに、「これがaikoだ!」って胸を張って言える一枚。
ポップス史上に残る最高傑作だと思います。名盤。
捨て曲なしおすすめ度
★★★★★
日本人らしいPOPが堪能できるアルバムだと思います。高校の時にテープが擦り切れる程聴きました。
本当に優しい気持ちになれるいいアルバムだと思います。
どの曲も本当に可愛い。愛の病、カブトムシが最高に良い。
出だしの3曲で吸い込まれるおすすめ度
★★★★★
aikoの代名詞とも言える名曲カブトムシが収録されたアルバム。このアルバムは、1曲目の「愛の病」から、シングル曲「花火」「桜の時」と続くんですが、もうこの3曲にやられます。aikoさんの詩、メロディ、そして完成した楽曲の表現力、その存在が奇跡としか言いようがないほど全てが揃った歌手だと思えるaikoさんに吸い込まれます。愛の病は1曲目にピッタリなテンポ良い楽曲です。ギターメロディや独特の歌い回しが攻撃的に感じられる中に女の子の不安定さをぽろっと出すかのような曲構成、それらが見事にマッチした歌詞、aikoさんのアルバム1曲目はどれも名曲ですが、この「愛の病」はその中でも1,2を争う名曲だと思います。そしてその勢いに負けない「花火」と「桜の時」に繋がっていきます。その後も手抜き曲一切なしの抜群の完成度を見せ付けてくれます。そしてPower of Loveで恋愛パワーをこれでもかと放って最後にカブトムシ…。aikoさんの魅力を余すところなく味わうことが出来ます。
aikoさんの詩について少し。
2曲目のシングル曲「花火」の「夏の星座にぶら下がって上から花火を見下ろして」というサビの詞は、常人には思いつけないaikoさんの才能がよく表れている詞だと思います。花火を見下ろすという日常生活であり得ない場面と、恋愛の中でもありふれた場面の一瞬を織り交ぜて作詞することができるのはaikoさんぐらいしかいないと思います。
恋愛ジャンキー愛子はとどまるところを知らない!
出だしの3曲で吸い込まれるおすすめ度
★★★★★
aikoの代名詞とも言える名曲カブトムシが収録されたアルバム。このアルバムは、1曲目の「愛の病」から、シングル曲「花火」「桜の時」と続くんですが、もうこの3曲にやられます。aikoさんの詩、メロディ、そして完成した楽曲の表現力、その存在が奇跡としか言いようがないほど全てが揃った歌手だと思えるaikoさんに吸い込まれます。愛の病は1曲目にピッタリなテンポ良い楽曲です。ギターメロディや独特の歌い回しが攻撃的に感じられる中に女の子の不安定さをぽろっと出すかのような曲構成、それらが見事にマッチした歌詞、aikoさんのアルバム1曲目はどれも名曲ですが、この「愛の病」はその中でも1,2を争う名曲だと思います。そしてその勢いに負けない「花火」と「桜の時」に繋がっていきます。その後も手抜き曲一切なしの抜群の完成度を見せ付けてくれます。そしてPower of Loveで恋愛パワーをこれでもかと放って最後にカブトムシ…。aikoさんの魅力を余すところなく味わうことが出来ます。
aikoさんの詩について少し。
2曲目のシングル曲「花火」の「夏の星座にぶら下がって上から花火を見下ろして」というサビの詞は、常人には思いつけないaikoさんの才能がよく表れている詞だと思います。花火を見下ろすという日常生活であり得ない場面と、恋愛の中でもありふれた場面の一瞬を織り交ぜて作詞することができるのはaikoさんぐらいしかいないと思います。
恋愛ジャンキー愛子はとどまるところを知らない!
まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★
これが発売されるのを心待ちにしていました
。他の方がコメントされているとおり、
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!
概要
99年の『小さな丸い好日』に次ぐメジャー2枚目のアルバム。『花火』『カブトムシ』『桜の時』などのヒット曲のほか、インディーズ時代に発表した『Power of Love』を収録。最後の曲は「えせボーナストラックちっく」として扱い、ほかの曲とは違うハードなバンドサウンドに仕上がっている。
一生懸命で、悲しくて、切なくて、けなげ。そしてまっすぐで、心配で、楽しい…。aikoはそんな普通の女の子のリアルな気持ちを素直に歌っている。ユーモラスな詞と独特のメロディラインは、一度聴いたら忘れられなくなる。(大石みちひろ)