3章まで見てみて、自分はこれが一番好きですネ。戦闘はほとんどありませんが、織が出て来る唯一の章でもあるし、何より殺人描写がとても美しくて、何度も見る度にとろけそうになります。第7章でも、これと同じかそれ以上になることを期待しています。
おもしろいよおすすめ度
★★★★★
一作目と比較しても断然こっちのほうがおもしろいとおもう。
『グロイ』とか『血が唐突』って表現があるみたいだけど、
そういうジャンルのアニメだし、自分は特に気になりませんでした。
画もきれいだし、キャラも前作に比べて細かい...
単なる『萌え』だとか『ツンデレ』では片付かない『人間らしさ』が出てると思いました。
そうかそうかと納得しつつ、最後のカットで心掴まれました。
ネタバレしない程度に”式が追いつめるカット”です。グッときたなー。
最後に原作は読んでません。戦闘シーンは眠くなるタイプの人間です。
あと金銭的な問題をあげてる方もいるようですけど、論外だと思います。
次回も楽しみです☆
血溜まり、赤い和服、蜜柑、トマトサンド、竹林、そしてナイフおすすめ度
★★★★★
劇場版『空の境界』殺人考察(前)、この第2章は初々しいカップルがそこにあるのみ――と、一言で言うならそんな内容でしょうか。
式、幹也の高校生時代は、ただただ可愛くそして同時に不安定そのものです。
個人的ベストシーンは、やはり冒頭の『2人』の出会いのシーンになりますか。
ここの美しさは、そして――さは原作を読んでいるとひとしおです。
注目はやはりここでの幹也の目、『ヤラレた』のが傍目にも一目で分かりましたですね……。
劇中の凄惨に過ぎる殺人シーンは見る人を選び、派手な戦闘シーンもなくただただ静かな物語運びはこれまた見る人を選ぶでしょうが、『血溜まり、赤い和服、蜜柑、トマトサンド、竹林、そしてナイフ』といったものの醸し出す雰囲気と、式と織と幹也という3人が導くその道程はきっと観ている貴方の目を釘付けにしてくれることでしょう。
個人的には美術関係のきっちりさに拍手を、素人目にも世界観を形作る一助となっているのがありありと分かる珠玉の出来でした。
『空の境界』という作品の実質最初の物語、大いに楽しめましたです。
買うしかない!
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。
概要
まるで針を一本落としたとしても音が聞こえてしまいそうな静謐なビジュアル。禍々しくも美しい映像は、まさに原作への最大限のリスペクトといえるだろう。本作は全七章の二作目。時系列的には最初の物語(本シリーズは原作同様、順番を入れ替えてリリースされているので、混乱なきよう)。まだ高校生の黒桐と式の出会いが描かれている。初々しいふたりの距離感がなんとも青春を感じさせる。式が二重人格だったり、殺人衝動を持っていたりと、次々と衝撃のエピソードが展開していくが、第一章『俯瞰風景』と違って、最小限の動きと静かなビジュアルで画面が構成されている。視聴者に自然な緊張感を抱かせる、スキのない作品になっているので、ぜひ、観る前には心の準備をしておいていただきたい。もうひとつのポイントは音楽。圧倒的な音圧と音色で、音に包まれるような気分が味わえる。家で視聴するときは5.1chサラウンドで楽しみたい。(志田英邦)