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+ キル・ビル Vol.2 +

キル・ビル Vol.2

クエンティン・タランティーノ
おすすめ度:★★★★★
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ユマ・サーマンでこんなB級映画撮れるなら監督冥利でしょう。
おすすめ度 ★★★★☆

 B級アクション邦画へのオマージュが詰まったVol.1よりも落ち着いたという評判だが、代わりに香港のカンフー映画やマカロニ・ウエスタンなどへのこだわりが炸裂してるし、Vol.1同様に梶芽衣子「怨み節」をタイトル・ロールに使用するなど、やっぱりB級アクション映画へのオマージュの塊りになってると思う。

 この映画の場合、監督の邦画の「イナタサ」への(若干勘違いも入った)思い入れが強すぎて、日本人が見た場合と欧米人が見た場合の見心地はかなり違うだろうと思う。「レザボア・ドッグス」等の初期タランティーノ作品に比べて、手放しでこの作品を誉める日本人がいないのは、そういうことじゃないかな。

 80年代後半から広告代理店が邦画業界を牛耳るようになってから、タランティーノが愛したチープでアホなB級邦画というのが無くなってしまった。レンタル・ビデオ業界冬の時代にVシネマとしての延命策もなくなってしまった今、こういう昭和の日本文化というのは廃れていくしかないんだろうか。(だからといって、普通の映画ファンは困らないのが困ったところではあるのだが。)

 マーケティング至上主義のハリウッドで映画バカのノリを維持して成功したタランティーノの功績は、一応映画史に残るものだと思う。でも、それは日米ともに、映画業界がB級映画監督すら生息できなくなったdeadman's worldになってしまったからかもしれない。



前作ほどの勢いはありません
おすすめ度 ★★★☆☆

見た感想ですけど今作はなんか残り物っぽいイメージになりますね。

前作でビルの幹部を倒しまくったので今作はもうほとんど切る相手が残っていません。
又前作のようなアニメになったりなどの変化にとんだアイディアもありませんし、はじめにちょっともみ合う程度で後はほとんどビルとのやりとりで終わってしまいます。

これなら前作をもっと縮めてこっちのストーリーを上手く折り合わせて1本として完結させたほうが良かったと思います。
わざわざ2とか言ってるけど前作が未完だったのでこれと一緒でキルビルというひとつの映画になると。



すばらしい!
おすすめ度 ★★★★★

ユマ・サーマンの演技がすばらしいです!
もう一度見たいと思いました。



Vol.2を観て良かった
おすすめ度 ★★★★☆

娯楽性と高揚感が薄れ拍子抜けはしたものの、どちらかというとVol.2の方が好きです。
多少冗長気味ですが、ラストまで集中して観ることができました。
それにしてもタランティーノはいい曲を使う。
サントラもVol.2の方が欲しいかも。



また違った趣の作品
おすすめ度 ★★★★★

Vol.1とは違い、落ち着いた展開です。
しかし、馬鹿馬鹿しさは健在だと感じました。
アクションは減ったので、それ目当てなら前作より劣りますが、
キャラが好き、続きが観たい、というなら評価は高くなるでしょう。
自分は、前作ですでにアクションが予想以下の量だったので、
今作は自分の中のハードルを大きく下げたため、満足でした。
ストーリーもRPG的で嫌いじゃないです。
なによりも雰囲気が好きなので、高く評価したいです。



はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★

言うまでもなく最高峰 。TOP100ランキングに入っているのでご存知の方も多いと思いますが、
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!


概要
パート1の強引でハチャメチャなノリを期待した人には、やや不満。逆に前作がパロディのみで物語が浅いと感じた人には、この続編には満足するだろう。残り3人となった復讐相手を探し、テキサスからメキシコへ向かうザ・ブライド。その間に、彼女の血塗られた結婚式や、中国での修行時代などが章立てで挿入されていく。やがて死んだと思われていた我が子の存在が、ブライドの心をざわつかせる。
今回は、各キャラの屈折した思いに深く迫る会話劇をじっくり展開。そこにドラマの醍醐味を感じさせる作りは、タランティーノの初期作品を思い出させる。全体に静かな展開のなか、宿敵3人とのバトルにはテンションが凝縮され、なかでもトレイラーハウスでのエル・ドライバーとの女同士の闘いがド迫力。マカロニ・ウエスタンやカンフー映画へのオマージュもあるが、パロディ色は突出せず、あくまでも母と娘の愛にテーマが収束される。クライマックスでの宿敵ビルとの一騎打ちも、底辺に流れるのは「愛」だ。連作にもかかわらず、パート1からのムードの転調に、タランティーノの野心を感じてしまう。(斉藤博昭)

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