おかしい人間が一生懸命生きている姿は、ほんまおもろいおすすめ度
★★★★★
男ってやつはどうしてこうも幼く、ヘタレで、横暴で……それでもなお、寄り添わずには
いられない女・幸江さんはどこか満たされていたりもする。すさまじく男向けご都合主義の
世界、でも、案外世の中だって良くも悪くもそんなもんだったりもする。
あえて世の勝ち組負け組論に加担すれば、こんなもの、文句なしに負け組のみじめで
しみったれた人生で片付けられて、はい、おしまい。こんな人生、生きたいか、と問われて、
うなずくやつはまずいない。
だが、それでもなお、生への絶対的な肯定に圧倒されずにはいられないのがこのマンガ。
幸せか、不幸せか、勝ち組か、負け組か、そんな二元論では語りえぬ、果てしない絶対的な
肯定がすべての登場人物を一様に包み込む。生きることに理由はあるや、なしや、その問いを
振り切って、生はある、という絶対的な事実が肯定される世界観。
それを四コマの世界で重層的に表現して見せた業田氏の筆致には賛辞を送るほかない。
サブカル診断☆おすすめ度
★★★★★
文芸の表現方法を、頭ひとつこえた作品。
業田氏の才能に僭越ながら嫉妬。
お涙頂戴的な自慰表現に陥りやすいテーマを
四コマ漫画という表現体(ベタさ)で「笑い」にスライドさせることで
共感につなげているところが秀逸。
太田省一『社会は笑う』参照
http://www.amazon.co.jp/社会は笑う―ボケとツッコミの人間関係-太田-省一/dp/4787231995
はい、大げさです。
でも、素で面白かったです。
素晴らしい出来栄え
おすすめ度 ★★★★★
全般的に言うと初心者向けだと思います
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!