赤蛙おすすめ度
★★★★★
病床にあった作者が濁流の中でもがく赤蛙を見つめた表題作は、今はどうかしらないが、かつては国語の教科書にものっていたので読んだ人も多いだろう。感傷を極力抑えた鋭い観察力が光る日本文学の佳作の一つだ。島木には同時期に書かれた姉妹品といえる「ジガ蜂」があるので是非読んでみてほしい。孤独で観察眼の鋭敏化した病人が小動物に覚える愛情が新鮮に心に響く。「赤蛙」を含めて現在島木作品は（高価な全集は別として）入手困難。
誠実な作風おすすめ度
★★★★★
いわゆる転向作家島木健作の短篇集。主に晩年の作品。
表題作は、病気療養中の男が、ふと見かけた赤蛙の行動に「生」を見るというもの。私はこれを読んで感動し全集を買い求めてしまったほどです。何度読み返したか知れません。復刊を熱望しています。
素晴らしい出来栄え
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
！いや～、ほんと(・∀・)イイ！久々に良い買いモンをしました。
ホント満点を付けても良い出来です。
