「あの頃の僕らに捧げるオールドエイジ・シンフォニー」おすすめ度
★★★★★
ヴァン・ダイク・パークスらしい豪華絢爛できらびやかなサウンドが実に美しい。やはりシンセサイザーには出せないふくよかさってあると思う。そこにブライアン・ウィルソンの、今や決して完璧ではないがひたむきな一人多重録音のヴォーカルが乗ることで、小奇麗なだけではないヒューマンな味わいが増幅されているのがこのアルバムのマジックだろう。
必ず引き合いに出される『スマイル』のブライアン版も素晴らしいが、断片的なオリジナルを聞けば何かしら失われたオーラのようなものもあることを思い知らされずにはいられない。
しかし、(ヴァン・ダイクが仕掛人だということもあるが)これはずっと大人の作品だ。過去を振り返るような曲が多いが、「映画は魔術だ、人生は悲劇だけど」と歌われる「Movie is magic」にすら甘酸っぱい郷愁が感じられる。ノスタルジックだけれども後ろ向きではないさわやかさに浸れる作品だ。
Smileを期待してはいけないおすすめ度
★★★★☆
「Smile」を造った二人の30年ぶりの作品と騒がれましたが、このアルバム
はそういう視点で見てはいかんと思います。
そもそも曲はVan Dyke Parksが一人で全曲作っており、Brianはあくまで
ボーカリストとしての参加です。
繰り返しますが「Smile」の存在は忘れて聞いてもらった方がいい。
その方がこのアルバムのよさが染みてくると思います。
もともと、アメリカン・ミュージック造り手の申し子のようなParksが
それを再現するのに最も適した「アメリカの声」Brianを選んだのでしょう。
ここにはアメリカン・ミュージックの原点・良心が凝縮されています。
浸りきりましょう。それが一番Happyになれます。
これぞ、アメリカンドリーム!おすすめ度
★★★★☆
知る人ぞ知る、あの未完の「スマイル」の共作者でもある二人が、長年のブランクと病んだ精神から解き放たれたリハビリ的傑作。「スマイル」をイメージして聴くと、背筋が凍ります。むしろ、アメリカンミュージック。映画のような風景が浮かんでくる、そんな感覚に陥ります。ブライアンウィルソンが好きな方向きというより、アメリカンミュージック指向の方にぜひ聞いてもらいたいアルバムです。
アメリカの良心ここにあり!おすすめ度
★★★★★
今世紀最大の未完成アルバム「スマイル」で手を組んだ二人が30年ぶり!に完成させた最良のアメリカン・ミュージック。ゴージャスなアレンジの曲や、おなじみAsianフレーバーあふれる曲などまさにヴァン・ダイクワールド。それにブライアンのボーカルが乗ってきて、さらにゴージャスなコーラスがかぶさって.... こたえられませんなぁ。アメリカの良心ここにありって感じです。「スマイル」の正式発売騒ぎもあったけれど(あれはあれで聴きたいが)、そんな過去を振り返る必要もないぐらい完成度の高い1作です。売れてなんぼの音楽界ではありますが、こんな「良心」の目一杯詰まった作品があるからこそ、私は音楽を愛してやまないのです。
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
全般的に言うと初心者向けだと思います
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!