なぜ星3つかというと、私の中でのベストは、影月編だからです。流行り病をめぐる、秀麗のあの有り得ないくらい奇麗事の正義感が、結局作者さんが一番書きたかったコトなんじゃないかという気がしているので。あの迫力は、他の巻では見られないので残念です。
誰が敵で、誰が味方なのか……???おすすめ度
★★★★★
面白い、とにかく、この一言に尽きます。
今までいい人と思ってた人があやしい感じで、もう誰が敵なんだか分んなくなってきました。これからは玉座の転覆がありそうですね。いやでも、あの王様はちょっと……と思うので、あっても不思議ではない。王様に向いてないんじゃないかなぁ、という感想です。
いい人だし、いいキャラしてるんですけどね。
けれど、それとこれとは全然違いますし。彼が玉座に居続けるなら彼はとんでもなくイイ王様に大変身!しなければならないでしょうね。もしその成長もなく、単なる予定調和でお話が終わるとしたら、今面白いと思ったことも全部帳消しになってしまうので、読者の顔色なんかお構いなしに情け容赦なく書いてほしいです。ファンタジーだから、ラノベだから、少女向けだから、という甘い作品ではもはやなくなってきてると思う。
秀麗もいい感じに煮詰まっていて、見てて「ううう」とうなってしまう。簡単に幸せになってもらっては読者として拍子ぬけなので、主人公にはさんざん苦労しまくってもらいたいものです。
官吏として頑張って、今でも夢を追いかけている秀麗はかっこいいし。(最近、秀麗が好きなキャラになってるかも)
なんか、だんだん「恋か? 夢か(仕事)?」みたいなことになってますね。現代の働く女性にも通じるテーマかも……なんてこと言ったらフェミニズムだなんだと言われそうですが、実際そうだと思います。
ていうか、秀麗は清雅がいいんじゃないの??という気がしてならない。。。
劉輝との「のほほんほわわんヒナタ水」なラブもいいけど、清雅との「スリルとサスペンス食うか食われるか生きるか死ぬか」なラブもいいかも……!個人的には後者の方が好きです。
王宮には一波乱も二波乱もありそう。作者は彩雲国をてっぺんから揺るがすつもりでしょうか??
非常に続きが気になるラストでした。
読み終えた先から次が読みたくなる作品ですね。
ただ惜しむらくは、シリーズがものすごく長くて、新しいファン(読者)になる人が門を叩きにくいこと。私は苦にならないけど、なかなか一気にたくさん読めないって人も多いし。ずるをして途中から読んでもついていけないし。そのせいですごく面白いのに友人に布教できないのがとても残念。もっともっと読んで欲しいのになぁ。
こればっかりはしょうがないですね。。。。
一人で楽しむことにします。
まだ新刊が出たばっかりでアレですが、一日も早く続きが読みたい!!!!!
すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。