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彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく (角川ビーンズ文庫 46-16)

雪乃 紗衣
おすすめ度:★★★★★
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上達している
おすすめ度 ★★★☆☆

巻数を追うごとに文章は上達している。
段々とこなれた言い回しも出来るようになっている。
話も担当編集者と練り上げているのかもしれない。

ただ悲しいのは登場人物のセリフに知性が無いこと。
ついでにヒネリもない。
優秀・眉目秀麗・育ちの良いお方…
本当にがっかりするような陳腐なことを言ってくれる。
説得力がまるでない。
みなさん小難しそうにカラッポなことばかり言っている。

これは作者の力量不足はもちろんだろうが、
編集者の能力の無さも露呈している。
それとも凄腕な担当が頑張ってもこれが限界なのだろうか。

話はそこそこ面白いと思って読んでいるだけに、
毎回その陳腐さにガッカリさせられるのは悲しい。。。
本当に残念なんだなーー…



紅家のほのぼの♪
おすすめ度 ★★★★★

なんか、ほとんど孤立無援の劉輝が読んでて切ないです。悠舜さん、しっかり守ってあげて!(個人的に敵ではないと思う!)
しかし、記録抹消されるような事件or家ってどんなん?なんか王家関係っぽいな・・。

にしても、黎深様は相変わらず可愛い☆ほんとうに不器用な人ですね。でも、理解してくれる人が少なくとも2人いるから、それはそれで幸せですよね。
私が女キャラで1番好きなのは胡蝶さんだったんですが、ここへきて百合さんといい勝負です(秀麗は主人公だから除外)。百合さんいいな・・・強くて豪快で、でも優しくて。

次は誰がどう動くか、楽しみです。



色々切ない…
おすすめ度 ★★★★☆

本編の最後(番外編の前)が次の巻を楽しみにしてくれている反面、色々切ないです。劉輝の思い、秀麗の思い、静蘭の思い、燕青の思い、全てが解決するのは、やっぱり最終巻なんですよねぇ。まだまだ終わって欲しくないけど、早くどうなるのか知りたい!この物語は奥が深いですよ



長い!長いぞ!
おすすめ度 ★★★☆☆

半年ぶりの新刊ですが…。
前巻まで、伏線張りすぎ、話がとっ散らかりすぎで、収拾つくのか?と思ってましたが、ようやくすべてが繋がり、動き出したようです。それでも謎はたくさん残ってますが。
この作者さんのことなので、あまり人死には出さずハッピーエンドだろうと期待していますが、何人かはそうもいかないようですね…。
(個人的には邵可が好きなので、死なせないで欲しいっ。)

なぜ星3つかというと、私の中でのベストは、影月編だからです。流行り病をめぐる、秀麗のあの有り得ないくらい奇麗事の正義感が、結局作者さんが一番書きたかったコトなんじゃないかという気がしているので。あの迫力は、他の巻では見られないので残念です。

あと、もう少し早く続きを出して欲しいなぁ。



誰が敵で、誰が味方なのか……???
おすすめ度 ★★★★★

 面白い、とにかく、この一言に尽きます。
 
 今までいい人と思ってた人があやしい感じで、もう誰が敵なんだか分んなくなってきました。これからは玉座の転覆がありそうですね。いやでも、あの王様はちょっと……と思うので、あっても不思議ではない。王様に向いてないんじゃないかなぁ、という感想です。

 いい人だし、いいキャラしてるんですけどね。
 けれど、それとこれとは全然違いますし。彼が玉座に居続けるなら彼はとんでもなくイイ王様に大変身!しなければならないでしょうね。もしその成長もなく、単なる予定調和でお話が終わるとしたら、今面白いと思ったことも全部帳消しになってしまうので、読者の顔色なんかお構いなしに情け容赦なく書いてほしいです。ファンタジーだから、ラノベだから、少女向けだから、という甘い作品ではもはやなくなってきてると思う。

 秀麗もいい感じに煮詰まっていて、見てて「ううう」とうなってしまう。簡単に幸せになってもらっては読者として拍子ぬけなので、主人公にはさんざん苦労しまくってもらいたいものです。
 官吏として頑張って、今でも夢を追いかけている秀麗はかっこいいし。(最近、秀麗が好きなキャラになってるかも)
 
 なんか、だんだん「恋か? 夢か(仕事)?」みたいなことになってますね。現代の働く女性にも通じるテーマかも……なんてこと言ったらフェミニズムだなんだと言われそうですが、実際そうだと思います。

 ていうか、秀麗は清雅がいいんじゃないの??という気がしてならない。。。
 劉輝との「のほほんほわわんヒナタ水」なラブもいいけど、清雅との「スリルとサスペンス食うか食われるか生きるか死ぬか」なラブもいいかも……!個人的には後者の方が好きです。

 王宮には一波乱も二波乱もありそう。作者は彩雲国をてっぺんから揺るがすつもりでしょうか??
 非常に続きが気になるラストでした。
 読み終えた先から次が読みたくなる作品ですね。

 ただ惜しむらくは、シリーズがものすごく長くて、新しいファン(読者)になる人が門を叩きにくいこと。私は苦にならないけど、なかなか一気にたくさん読めないって人も多いし。ずるをして途中から読んでもついていけないし。そのせいですごく面白いのに友人に布教できないのがとても残念。もっともっと読んで欲しいのになぁ。

 こればっかりはしょうがないですね。。。。
 一人で楽しむことにします。
 
 まだ新刊が出たばっかりでアレですが、一日も早く続きが読みたい!!!!!



すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★

はっきりいって、すさまじい出来です 。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。


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