有名にはなったが…おすすめ度
★★★☆☆
前作が全米1位に輝き、このまま駆け抜けろと言わんばかりに、わずか1年のインターバルで
リリースされた3rdアルバム。モダンヘヴィネスにとって運命の年である2000年リリース。
さて、日本でLIMPが有名になった切欠はズバリこのアルバムである。理由は簡潔。
ご存知、映画MISSION IMPOSSIBLE-2の主題歌であるM-10「TAKE A LOOK AROUND」だ。
映画を通じて日本でオンエアされまくったTAKE A~を火蓋に、国内におけるLIMPへの関心が
グンと高まり、結果として日本でも大ブレイク。フジロック出演にまで上り詰めた。
成長の過程で、産業音楽まっしぐらに突き進むことになってしまった彼ら。
果たして今作ではどんな展開を見せてくれるのかと期待していたが、結論から言えば
前作の延長的な仕上がりに収まった。HIP HOP的要素を大々的に取り込んだヘヴィロックである。
一方でバンドの作曲能力は上昇し続けており、名曲(呼んでその通りの名の知れた曲という意味)は
これまでの3作中ではナンバーワンだろうと思われる。聴きやすさも個人的にナンバーワンだ。
しかし反面、つまらなく感じられたのも事実。なんと言っても迫力が足りない。
相変わらずノイジーなバンド隊は健在だし、フレッドも叫ぶとこは思いっきり叫んでる。
だが、何かが物足りないのだ。…それは、初期に見られた"ロックイズム"である。
確かに前作の驚異的な完成度は脱帽に値するものだった。その完成度だけに
"それはそれとして"受け入れることが出来たと言ってもいい。そして今作もそれに恥じぬ出来なのだが…。
もはやそこには1s!tで見せてくれたような"ロックさ"がほとんど存在していない。
これを進化と呼ぶか退化と呼ぶか。それは聴く人の耳にゆだねられるわけだが、いかがか。
言葉が悪いかもしれないが、ここまでつまらない作風になるとは思っていなかった。
普通に聴けるし、普通にノれるけど、どうしても過去がそれを邪魔してくる。
ただの懐古思想の妄想に過ぎないといえば、そこまでだろうが、私としてはあまり納得していない。
余談として。このやたら長いタイトルの真意を参考なまでに。
CHOCOLATE = SHIT / STARFISH = ASS / HOTDOG = PENIS / WATER = URINE。
FLAVOREDは、風味だとか香るという意味。とりあえず下品。
最高傑作!おすすめ度
★★★★★
LimpBizkitの三作目にして最高傑作とも言える一枚!1stアルバムの重く張り詰めた雰囲気、吹き出すような激しさ、音の粒立ちの粗さ,2ndアルバムのメリハリの利いた強弱感、確信犯的なGroove、Popとも言ってしまえるようなクリアな心地いいサウンド、ツアーパッケージ的な曲構成を、さらに高次元で掛け合わせたへヴィーロックアルバムの金字塔です!豪華ゲスト陣によるSwizzBeatz,DMXコンビにMethodman&Redmanコンビをフューチャーした#14、Xzibitを迎えた#9等HiphopTrackも充実!MI2のテーマ「teke a look around」含む全15曲!しっかりした音楽的バックグラウンドを持つメンバーによる、ただ激しくへヴィーなだけがHardcoreでない事を教えてくれるセンスに溢れたアルバムです。
これは名盤!おすすめ度
★★★★★
歌詞の危なさ、爆発のすごさ、それでいてどこか落ち着きのある歌。
タイトルの「尻の味がする水」
WWEでも採用されたのりのりの「ローリン」、
おなじみのミッションインポッシブルのテーマ曲「テイクアルックアラウンド」
fuckを連呼する「ホットドッグ」
私の一番のお気に入り「マイウェイ」そのほかの曲もすべてすばらしいものばかりです。
ぜひ買ってください!
凄いの一言
おすすめ度
★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。
概要
ニューメタルとラップとファンクと無機質なエレクトロニカに、ブリトニー・スピアーズと同じくらい口ずさみやすい暗いメロディーをつなぎわせたサウンドは、600万人もの人々の購買意欲をかき立て、リンプ・ビズキットの『Significant Other』を買わせた。 そして本作で、ビズキットはバンドのスタイルを完成させている。エレクトロ・サウンドを取り入れた「Intro」に始まり、思わず引きこまれそうな勢いの「My Generation」を経て、ストレートなラップ・トラック「Getcha Groove On」まで、巧みで冷静で完璧なサウンドをベースに、フレッド・ダーストは荒々しさと無意識に見せる滑稽さを織りまぜて、社会への暴言を吐き、不満一杯の若者をけしかけている。
けれども、本作が高度な音楽的背景を持っているのはまちがいなく、それが本作を非凡なアルバムにしている。たとえば、陰鬱(いんうつ)なギターサウンドは、『Mission Impossible 2』のテーマに忘れられない新たな活力と緊迫感をあたえ、「Hot Dog」「Full Nelson」「My Way」「Rollin'」「Boiler」「It'll Be Okay」を特徴づけている。
実際のところ、ラップとロックをほぼ同等に扱ったサウンドとしては、リンプ・ビズキットには多くのライバルがいる。だが、彼らほどうまくやっている者はいない。(Dan Gennoe, Amazon.com)