こんな面白いアニメ、これまであったでしょうか?話はかなりシュールなのにこんなに面白いなんて・・・普通は最初面白いとだんだん面白さは落ちていくものなのに、回を増すほど「みなみけ」の個人的な評価は上がる一方です。とにかくこの第3巻の3話とも、話の展開やキャラクターの台詞、細かい作画や描写など、隅から隅まで天才的で、とても丁寧に描いてあるので、見逃すところが一つもありません。あと一巻で終わりなんて、かなり寂しい限りですが、このアニメと出会えたことは幸せなことだと思いました。話せば長くなりますが、アニメファンじゃない人も、ぜひ見て欲しいアニメです。この巻では、「みなみけ」ワールドが炸裂し、独特のまったり感、ほのぼの感が倍増してるので、疲れてるときに見たら途中で寝てしまいましたが(笑)、それも「みなみけ」のいいところだと思います。ちなみに、「みなみけ」全13話のうち、私が個人的に一番気に入ってる話が、このDVDに収録されてる第9話の「三姉妹日和」です。ほぼ主人公3姉妹しか登場しない、このシンプルな話が、逆にこのアニメのすごさをシンプルに語ってると思います。
毎日の姉妹学おすすめ度
★★★★★
みなみけという作品は形のないものである。どんな方向性の話もやるし、キャラの性格も
一辺倒ではないので(特にカナが顕著。そしてそれが凄い個性的)、扱うのが難しいのだが
それをここまで上手く乗り回したのは素直に凄いなあ、と思う。
それと同時に原作への愛とリスペクトも感じる理想のアニメ化の一つではないだろうか。
というわけで引き続き良い感じのテンポと空気感はそのままに、独特のセンスを爆発させた
イチオシのアニメであることはなんら変わりない。この巻ではまずハルカの中学生時代、
いわゆる番長時代の話やカナがチアキの友達に防犯の心得を教える話などが収録されている。
この話の見所といえばやはりオリジナルのハルカ・中学生時代の話だろう。
彼女の伝説は往々にして脚色を施されていたのだが、「セクハラしてきた中学教師に水をかける」というのもやはりその類だった。
でもこの話、いってみれば原作の先を描いてるわけで、この大胆な部分がやはりいい。しかも違和感ないし。
そして「ほさか」。4話に続き保坂オンパレードな回で見ごたえたっぷり。以前から凄まじかった彼の妄想も
周囲の人間から心配されるほどに膨らんでいく。と、同時に新たな勘違いも生まれたり。
とかく彼が出てくると周囲のキャラクターたち(速水先輩・マキ・アツコなど)が活き活きするのも
良い傾向だと思う。彼はキャラを動かすキャラになっていると感じた。(カナと同じく)
そして「三姉妹日和」、この回はこのアニメでも5話に並んで最も好きなシリーズ。
ここにきて一切のサブキャラを出さずにメインの3姉妹のみで構成された話で、
カナが熱を出して寝込む話、ハルカが一人で特大ケーキを間食してしまう話、
あと個人的に好きな、ハルカの優しさにカナが泣くシーンなどここら辺はもう鉄板の出来。
みなみけの本質を再確認するような話でなかなかにいい構成力を保っているといえる。
ちなみに寝込んでいるときのカナとチアキの会話が非常にキレがよく、インパクトも抜群で
個人的にこの巻で特に見て欲しい部分です。元気のないカナは珍しくて可愛い!(と思うと不謹慎だが)。
最後に、期間限定版のおまけのCDに入ってるミニ・ドラマでは
衝撃の事実と告白が入っており、密度が濃くてかなり笑えた。まあどっちともお約束のオチではあるが描き方がなんともいえず。
前2巻はオリコンの週間のアニメ部門で一位をとってたそうで。
この調子でもっとこのアニメが認知されればなあ、と期待しつつ。
一番良い出来になってますおすすめ度
★★★★★
DVD第3巻は個人的に話もドラマCDも1巻2巻を通して一番良い出来だと思います。
特にドラマCDは秀逸でその内容は
7、5話は先生と二宮くんの…
8、5話はマキの衝撃発言…
9、5話は三姉妹で一緒にチーズレモン(ry…
そして恒例のOP、EDアレンジは千秋verです。
今回は経験値上昇中に千秋のあのやる気のない声でちゃんと合の手が入ってます(笑)
しかしとても良い出来になっています。
他にはサントラも付いていて今回は保坂のBGMも付いています(笑)
是非買って損は無い作品です。
僕をみなみけに引き込んだ8話おすすめ度
★★★★★
この巻に収録されている話は3つとも僕が大好きな話ですが、
特に好きなのが何といっても8話目!
2巻をお持ちの方はご存じ、あの保坂を主人公にした話です。
みなみけのキャラは基本ゆる〜いかんじのものが多いのですが、
保坂は、彼はどのキャラよりも個性が際立っています。
保坂の代名詞といえばきもちわるいですが、
確かの気持ち悪いはずなのにどこか憎めないという本当に不思議な存在なんです。
僕は保坂からみなみけに入ったといっても過言ではないくらい印象的です。
購入を迷っている方はぜひぜひかって、保坂の雄姿を堪能してください。
パッケージについておすすめ度
★★★★★
1巻が春、2巻が夏、3巻が秋と来てますね。今のところ個人的にはこの巻のパッケージが一番好きです。見てて和む。1,2巻の春香の顔には微妙に違和感があった(自分だけかもしれませんが)のですが、この巻は良さそう・・。
アニメの内容についてですが、ここまでくればもう語る必要もないよね・・。
納得の出来
おすすめ度 ★★★★★
全般的に言うと初心者向けだと思います
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
買って良かったと思います。
概要
『今日の5の2』などで知られる桜場コハルの同名コミックを原作に、春香(佐藤利奈)、夏奈(井上麻里奈)、千秋(茅原実里)の南家三姉妹の淡々とした日常をコミカルに描いたTVアニメーション・シリーズのDVD第3弾。第7話「いろいろな顔」何気に女装して南家に入り浸っているマコちゃんこと真くん(森永理科)。メガネをかければ頭良さげになれると思うカナ。実際、従兄のタケルおじさん(浅沼晋太郎)は三姉妹とどういう関係なのか? 初代番長の伝説とは一体? ……などなどの中、最もいろいろな顔を持っている人は、誰? 第8話「ほさか」ハルカLOVEのバレーボール部長・保坂(小野大輔)は、またも熱く過剰な妄想で彼女への愛に意気込む!? しかしその間、ハルカら三姉妹はフーセンガムを膨らませたり、月曜朝のご飯を炊き忘れたりしていたのであった……。第9話「三姉妹日和」臨時休校で時間をもてあますハルカ、朝起こす立場を逆にしたいカナはチアキを夜更かしさせようとして自分も術中にはまる? そんな馬鹿な姉も風邪を引き、少しだけ優しくしてあげたチアキに風邪が移る……などなど、南家は今日も平和なのでありました。三姉妹の制服取替えコスプレもあり。TVドラマ『先生と二宮くん』も手抜き気味に絶好調! これはもう何も言うことなしの名作であり、その中でも珠玉の名編が揃った巻であります。(増當竜也)