時代の雰囲気。おすすめ度
★★★★☆
表題の作品は、友人殺害の証拠隠滅を目指す兄妹の物語であるが、ロールプレイングゲームのように
次々と難題が降りかかり、その度にスリルを抜けていく展開は、まるでテレビゲームのようである。
現代風でありながら、牧歌的な農村の田園風景と夏の花火大会、お宮という設定がどこか懐かしく、
時代を超越した不思議な雰囲気を醸し出している。
ゲームオーバーを迎える結末が、作者らしく、読者に驚きを与える。
集録されているもう一話の「優子」は、一転、設定が古典的で、別の趣が楽しめる。
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
非常に素晴らしい一品だと思います
。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。