怪談と言うより民話の脚色おすすめ度
★★★☆☆
4巻目では「雪女」「かぐや姫」の二作品を収録。
両作品とも怪談というよりも民話のイメージが強く、
映像の美しさには安定感があるものの、怖さと言う
点では今ひとつ。だが、新しい形の時代劇としての
意気込みは良く分かる。
「雪女」は、若干サスペンス的な要素を追加しつつも、
ほぼ原典を忠実にドラマ化。それだけに最後のオチが
読めてしまう所が難点だが、安心して見れる作品として
仕上がっている。松雪泰子の雪女は思った以上に似合っている。
「かぐや姫」はりょうの無表情な演技が秀逸。こちらは
原典はあくまでベースとして、「朝廷」に対する「先住民」の
復讐劇として構築し直している。が、設定を膨らませすぎて
正直50分では消化不良気味。最後に急にロマンスになってしまうのも
唐突過ぎる感が否めない。
「雪女」だけなら星4つだが、「かぐや姫」で星一つマイナス。
新解釈の怪異談おすすめ度
★★★★☆
脚本のできの良さ、演出・撮影の巧みさ、小道具、セット、ロケーションの秀逸さにNHKを凌ぐものを感じる。キャストも豪華。名作映画の「怪談」の一遍でもある「雪女」は設定を少し変えて追う者、追われる者の話にしてある。昔ばなしの「かぐや姫」はかつて東宝の出来の悪い大作でエイリアン説を使ったが、今回は先住民説で翁、媼ともに悪役とブラック。それにしてもりょうのお姫様は色っぽい。
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。