ゴルファーズ検定

日本史クイズ

おみくじ

+ 強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書 663) +

強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書 663)

神谷 秀樹
おすすめ度:★★★★★
最安値はこちら!

Amazon.co.jp



一晩で理解できるウォール街と株主至上主義の真実!
おすすめ度 ★★★★★

この本の素晴らしさはサブプライム問題、ハゲタカ外資が具体的に何を行っているか、ウォール街の真実、投資銀行が変質していった様子…などの全体像のとらえ方がとても解かりやすく、読みやすい文章で説明されている点だと思う。
時に著者が関わった驚くべき事件なども出てきて、飽きのこない具体的な内容に引き込まれ一晩で読めてしまう。

モラルなき銀行家、終わりのない人間の欲が、あらゆる「育てること」を放棄し、「短期で最大限の利益を上げる」ために、買い叩き、見かけのキャッシュフローを増やして売り払うことのみしか考えない。
しかも、「他人の金」で!!!

そして恐ろしいことに、今やハゲタカ外資のみならず、最も信頼すべき日本のメインバンクまでが、同じような方式で裏切ることがあるという。

知的でかっこいいどんな鎧をまとおうと、その根源には「儲けたい」「人より良い暮らしがしたい。」「ゲームに勝ちたい」…という人間の欲があり、ずるがしこい人間がひとり勝ちし、
結局は庶民が搾取される図式が出来上がる。
その図式が本当にわかりやすく書かれている。

高額な報酬、知的でクールなエリート、マネーゲームの勝者…。
そうした憧れがなんだか薄ら怖い、不気味なものに変っていく。

どす黒い欲望に巻き込まれて、気がつけば大火傷…などということにならないために、ビジネスマンはもちろん、あらゆる経営者、そして株の値動きに一喜一憂しているすべての人にこの本をお奨めします。







バブルで儲けるのは強欲な連中。損を被るのは、いつも真面目な納税者
おすすめ度 ★★★☆☆

「強欲」と「拝金主義」の世界を見てきた、元ゴールドマン社員が「バブル崩壊」の本質を書いた一冊。


「今日の儲けは僕のもの、明日の損は君のもの」(P.76)
ハイリスク・ハイリターンのビジネスを行い、成功報酬はしっかりもらうが、巨額の損失がでたら無関心。
失敗したら、尻拭いは国民の税金任せという、モラルの無い、ウォール街の投資家たち。

「モノ作り」ができなくなったアメリカは「金融立国」を目指し、その試みは成功したかに見えた。
しかし、行き着いた先は、顧客に目を向けず、数字と戦う強欲な人間たちが、金を使って金を集めるだけの世界だった・・・。

1929年の大恐慌以来といわれる、悪夢が金融界を襲い、「世界唯一のスーパー・パワーであるアメリカ中心の世界感」がいよいよ崩壊し始めた。

松下、本田、ソニー、トヨタ・・・などが培ってきた「モノ作り」の魂を日本は決して忘れてはいけない、という金融界の恐ろしさを肌で感じる著者による警告が、胸に響く。

「サブプライム」〜アメリカ金融界の崩壊の原因の本質を学ぶのに、最適の一冊です。



ウォール街の悪党どもを
おすすめ度 ★★★☆☆

血祭りにあげている。
アメリカのヘッジファンドやら投資会社やらが
たくさんあり、よくわからない人にはその整理本
として本書はお勧めである。



投資銀行みんなで買えば恐くない
おすすめ度 ★★★★☆

邦銀が米国の投資銀行に次々に資本出資しています。

これは、邦銀の頭取達のタケクラベのように思います。

「僕の方が大きいよ」「僕の方が大きいよ」というわけです。

『投資銀行みんなで買えば恐くない』は本当なのでしょうか。

筆者によると「今日の儲けは僕のもの、明日の損は君のもの」という世界だそうです。

投資銀行は工場を持っているわけでも、のれんで勝負しているわけでもありません。

ビルの裏口から、笑いながら顧客を連れて出ていく人達の姿が目に浮かびます。



レクイエムか?
おすすめ度 ★★★★☆

さてどんなコメントが僕にかけるのでしょうか?投資銀行の変質つまりadvisory業務からrisk capital業務への変化の真っ只中の80年代後半にその現場にいた著者はその変質を肌で感じていたのかもしれません。同じような挑戦に直面した英国のマーチャントバンクの衰亡も著者の視界からは消えてはいません。ある意味では著者が経営している投資銀行自体が、「マーチャントバンク」という理想像へのノスタルジーなのかもしれません。著者が指摘するウオール街の本質(顧客も市場の一部と同じようにmanipulateされる対象にしか過ぎない)は辛らつです。そこにはそこでしか通用しないルールと冷徹な論理が貫徹されています。バランスシートだけを武器にこの市場に乗り込んでくる新参者は邦銀だけでなく、欧州の銀行もすべて徹底的にしゃぶりつくされて撤退してきたという実情そしてその年代を超えての繰り返しが冷静に描写されます。自爆というのはそのとおりです。業界だけの自爆だけではなく、政治権力と結びついていたため必然的にアメリカという存在の自爆まで引き起こしてしまったというのは皮肉な話です。でも著者が日本に向ける眼は複雑で曖昧です。アメリカの毒を見続けた著者はアメリカへの幻想はありません。しかしまた日本が何の準備もなしに20年前のピエロの役割の再現を演じることへの漠とした不安がそこには残っています。しかしながら国際金融の世界に日本の独自の役割を期待する著者の目線は、もはや日本の抜けようのない現実からはずれているようです。



素晴らしい出来栄え
おすすめ度 ★★★★★

とても面白いじゃないですか 。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!



ウォール街 動画

ウォール街



ダイ・ハード3 ウォール街 高橋名人の冒険島