テレビでやる度に観ちゃう映画(でもってその度に泣く)おすすめ度
★★★★★
好きな俳優の一人、トム・ハンクス主演の感動大作で、何度観ても泣ける名作です。
全編を通して、主人公フォレストが、自分を取り巻く世界・社会のの流れの中で、
自分に起こった出来事を、ただひたすらに淡々と、事実だけを、バスを待つベンチに
同席した人に話して聞かせるというスタイルで、進行していくんですが、
最後のシーン、最愛の女性ジェニーが死に、彼女の墓に向かって、
これまでは事実・事件の報告を感情をあまり交えず話すだけだったのに、
初めて心の中を吐露する時だけは涙声になり、
「君に会いたいよ」とつぶやきます。
ココが一番泣けるンです。
何かね、周囲の人からは、ちょっと劣ってるという評価をされるフォレストだけが、
実は本当の愛を知っていたんだという感じで、心が洗われるンです。
ただ、邦題のサブタイトル『一期一会』は蛇足なんじゃないかなぁ。雰囲気は伝わるんだけど・・・。
アメリカの反省おすすめ度
★★★★★
この時期、アメリカイズム万歳の映画が多く作られた。
その中にあって本作は、異色ともいえる反省に満ちた映画だと思う。
人種差別、ベトナム戦争、過激な反戦平和主義、ヒッピー、エイズetc
「みんなみんなごめんよ〜、わるかったよ〜」って声が聞こえてきそう。
あらゆる時代の、アメリカのネガティブな部分に身をおきながら、本作の主人公「フォレスト・ガンプ」は全く意に介さず、
いや感じ取る能力がなく、
全てを肯定的に生き抜いていく。
そのさわやかさが反省するアメリカへの許しとして響き渡っているように思える。
許しとは愛である。
アメリカのネガティブな部分の象徴のような永遠の恋人「ジェニー」を愛しぬくことで、ガンプは過去の時代への許しを与えている。
これから10年後、今のアメリカへの許しを与えるガンプは現れるのだろうか。
そのときのために、今絶対に見ておかなければならない映画。
揺るがない純粋な魂・・そして命のバトンリレー。おすすめ度
★★★★★
主人公のフォレスト・ガンプはIQは低いけれど魂は純粋。
世間の波や時の流れに人々は右往左往する。
しかし、彼の純粋な心は、どんな時代にあっても揺ぐことはない。
時に運命に翻弄され、時に運命を自ら切り開きながら。。
そして、
「純粋な魂と、命のバトンリレー」の隠喩が念押しのように何度も繰り返される。
主人公の父から、主人公、その息子へと三代続く
「フォレスト・ガンプ」という名前。
そして、スクールバスの運転手に同じ自己紹介をする主人公とその息子。
何より冒頭の羽根と終幕の羽根。
時代がどんなに移り変わっても、
けして何も変わることのない「大切な、何か」を教えてくれる名作です。
すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★
大変良く出来ています
。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!
概要
IQが人並みほどもないにもかかわらず、母親の献身的な愛情と、そして運命がもたらす不可思議な力によって、時代の英雄として歴史をかけめぐっていく青年フォレスト・ガンプの生きざまを描いた、ロバート・ゼメキス監督による大河ヒューマン映画の傑作。戦後アメリカの風俗映画としてとらえても秀逸で、1950年代から80年代にかけてのヒットナンバーに彩られながら、アメリカがその期間に体験したさまざまな事柄が、たとえばガンプが本物のケネディ大統領と握手するなど、巧みな視覚効果によって描かれていく。
1994年度(第67回)のアカデミー賞では作品、監督、主演男優、脚色、視覚効果、編集の6部門を受賞。これが2度目のオスカーとなった主演トム・ハンクスによる『ビッグ』さながらの大人子ども的演技も絶妙だが、母親役サリー・フィールドの名演も忘れがたい余韻を残してくれる。この母あればこそ、ガンプのさまざまな奇跡も可能となり、いつしか運命も彼に味方するようになったのだ。(的田也寸志)