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The 連打

+ The Little House +

The Little House

Virginia Lee Burton
おすすめ度:★★★★★
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初めての読書
おすすめ度 ★★★★★

5歳の時に、この絵本と出合いました。
物心ついた頃に、“いわさきちひろ”の挿絵が美しい“あいうえおの本”に落書きをしながら毎日遊んでいた事が、私にとって何よりも運の良い事でした。
この絵本を 誰にも邪魔されずに自分のペースで読む事が出来たのです。

語彙も人生経験も殆んど無い幼児には、どんな形容詞の羅列よりも美しい絵が想像を膨らませる手伝いをしてくれます。
毎日がゆったり流れてゆく幼児時代に、季節の遷り変わりを 時代の遷り変わりを この本は教えてくれました。
幼い私は絵本の中に入り込み、秋には遥か彼方まで黄金色に輝く麦の実りを眺め、冬には“そり遊び”を楽しんだものです。
そうです、
バートンさんと石井桃子さんは、5歳の幼児に『読書の楽しみ』を教えてくれたのです。

彼女達には感謝の言葉をいくつ並べても足りない程 感謝しています。


ところで、
人は物事に色々と理由を付けたがります。
それが芸術作品ともなれば尚更です。
勿論バートンさんは、考えをもってこの本を創作なさったのでしょう。
でも、もしかすると そんな事はどうでもよいのかもしれません。
読み手の年齢により、性別により、時代により、立場により鑑賞は変わるものです。
レビューを書くにあたり、色々とそれらしい事をを考えたのですが、
結局私が言える事は一つだけになりました。
“良いものは良い” 
ただそれだけです。

ミッフィーやディズニーキャラクターを否定する気は毛頭ありませんが、こんなにすばらしい本が在るのです。
かわいい子供や孫に紹介してみませんか?

環境さえ整えてあげれば、子供は自ら読書の世界‐無限に広がる想像の世界‐へ足を踏み入れてゆきます。
彼らにとっての、何よりのプレゼントになるのではないでしょうか。



名作とはこういう絵本
おすすめ度 ★★★★★

娘のための絵本として、大人になってからこの絵本に出会ったのですが
こどもの頃にこの絵本に出会えた人は本当にしあわせだと思います。
この絵本の発するメッセージが
出版から何十年も経った今でも、こんなにも胸に響くことに驚きます。

娘にこのお話の意味が理解できるのかな?と思いつつ与えてみましたが
予想以上に気に入って、毎日毎日飽きることなくページをめくっています。
前半は、四季の移り変わりの、季節感溢れる描写がとても美しいのに対して
後半は、周りがどんどん都会になってしまい、
ビルに挟まれてぼろぼろになったおうちの様子がとてもリアルに描写されています。

とても奥の深い、名作。
娘にずっと大切に読ませたい一冊です。



ちいさいおうち
おすすめ度 ★★★★☆

ちいさいおうちから見える、
自然を破壊して、大きなビルを建てていく人間。
周りを見る余裕もなく、バタバタしている人間。
それとは逆に、自然の中にいられる素晴らしさ、
が、描かれていました。

考えさせられる絵本でした。

五歳の子どもに読んでみましたが、
途中で退屈してしまって
「まだ、(続きが)あるの?」と言われてしまいました。
うちの子には、難しかったようです。



緻密に、かつ優しく描く社会
おすすめ度 ★★★★★


初版のでた時代背景を考えてみれば、今でも通じるこの本のメッセージの普遍性は素晴らしいと思います。
とても久しぶりに読んでみても、やっぱりスゴイ一冊です。

優しいタッチでありながら安心感を与えるような緻密で心強い絵、そして優しい言葉。
幼いころ、母の膝の上で、絵を見つめ、「おうち」の窓が示す表情に、どきどきひやひやしながら、読み聞かせてもらった記憶が一気によみがえりました。



子供の学校の読み聞かせに使いました。
おすすめ度 ★★★★★

子供の学校の読み聞かせの初めての時にこの本を選びました。子供達にというより、周りの大人にとても受けが良かったようで、ちょうどその後、大きな書店で平積みされていたり、とっても目立つ所に飾られていたりするのも度々目にするようになりました。今の時代にぴったりの気分の本かもしれませんね。自分としては、数10年前に、小学校の図書室で手にした記憶があって、懐かしくて選んだのですが、レトロな感じの挿絵も良かったのでしょうか?ほんとにリバイバルして、ブレイクしちゃった(?)みたいなところがありましたね。急激な時代の変化にあくせくして戸惑っている現代の人達にとっても何かほっとさせるものがあったのでしょうか。



上出来
おすすめ度 ★★★★★

まさに夢のコラボです 。TOP100ランキングに入っているのでご存知の方も多いと思いますが、
買って良かったと思います。


概要
「むかしむかし、静かないなかにちいさいおうちがたっていました。それは、ちいさいけれどとてもがんじょうにつくられた、強いおうちでした」
こうして始まるバージニア・リー・バートンの『The Little House』(邦題『ちいさいおうち』)は、1943年、カルデコット賞に輝いた不朽の名作だ。

ピンクのばら色をしたちいさいおうちは丘の上に建っている。りんごの花がつぼみをつけることで春の訪れを知り、初雪が舞うことで冬の到来を感じていた。だが、町の明かりが遠くに見えはじめたのをきっかけに、ちいさいおうちの周辺もどんどんと変わっていく。まず道ができ、そこに自動車やトラックが走りだし、整備されて道路となった。やがて道路はあちこちに延び、背の高い家やアパート、お店、車庫なども次々と完成、ちいさいおうちを取り囲んでいく。

とうとう住んでいた人たちも引っ越してしまい、ちいさいおうちは町の真ん中でひとりぼっち。人工的な町の照明は明るすぎて、もはや太陽も月もわからない。ちいさいおうちは思う。「月あかりの中、かがやく白いヒナゲシのお花畑やりんごの木々がもう1度見たい」と。

ぽつんと取り残され、町の中で窮屈そうにしている古ぼけたちいさいおうち。その姿に子どもたちは胸を痛めることだろう。だが、女の人が現れて、ちいさいおうちを田舎に移してやり、そこで幸せに暮らすという結末にほっとするに違いない。低年齢の読者は、あらすじや挿絵を追うのに夢中かもしれない。だが、本書は都市化の弊害をさりげなく子どもに伝えた、忘れられない作品である。

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